諏訪湖漁協が初市 ワカサギ不在も大物寒ゴイ

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ワカサギ投網漁の休止で”主役不在”となった諏訪湖漁協の初市。脂の乗った寒ゴイが地域の川魚店に渡った

諏訪湖漁業協同組合は8日朝、4年ぶりとなる初市を諏訪市渋崎の本所で開いた。採卵資源を保護する目的で昨年12月からワカサギ投網漁を休止し”主役不在”の初市となったが、脂の乗った寒ゴイ15匹が持ち込まれた。漁協役員や諏訪地域の川魚店主ら約20人が出席し、今年1年の豊漁と諏訪湖の再生を願った。

漁師2人が刺し網(たけたか漁)で捕ったコイは合わせて70キロで、6キロを超える大物も水揚げされた。漁協の藤森惠吉組合長は「2016年に起きた魚の大量死を機に諏訪湖は一変してしまった。新しいワカサギの採卵・ふ化方法を考え、皆さんの協力を得ながら諏訪湖をよみがえらせたい」とあいさつした。

諏訪川魚組合の平出良作組合長は「ワカサギが初市に出ないのは寂しいが、親魚保護のためには致し方ない。春先に遡上するワカサギに期待したい」と話した。自身が経営する岩崎川魚本店(諏訪市四賀)では、コイをみそ漬けや空揚げにするという。

今期の採卵事業では流入河川での捕獲に加え、採卵期に湖内に仕掛けた定置網でも親魚を捕る考え。野尻湖方式と呼ばれる採卵・ふ化の方式を採り入れ、県水産試験場諏訪支場(下諏訪町)の協力も得ながら安定的な資源確保を目指していく。

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