全国能楽キャラバン茅野公演 小中学生も共演

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会場を魅了した「鞍馬天狗 白頭」

公益社団法人能楽協会、公益財団法人梅若研能会主催の「日本全国能楽キャラバン茅野公演」(長野日報社など後援、茅野青樹会協力)は8日、茅野市の茅野市民館で開いた。文化庁の文化芸術振興補助金事業の一環。公募した地元の小中学生8人が能楽師と共演する新たな試みもあり、狂言「茸」、能「鞍馬天狗 白頭」など5演目で会場を魅了した。

出演した児童らは昨年11月のワークショップ・オーデションに参加して能楽師の指導を受け、その後も練習を重ねた。「茸」は屋敷に大きなキノコが生え困り果てた家主が山伏に退治を頼むが、山伏が祈るほど茸は増え続ける愉快な内容。5人が茸役を務め、腰を落とした独特な姿勢で動き回ったり、動きを止めたりして面白みのある情景を披露。牛若丸の伝承に題を取った鞍馬天狗では3人が稚児役で出演し冒頭の、僧に連れられて鞍馬山に桜を見に出掛ける場面を演じた。

衣装を脱いでカーテンコールに登場した地元の児童生徒ら

上演後のカーテンコールで児童代表(諏訪市城南小3年)は「伝統芸能の能や狂言で舞台を踏めたことは皆さんのおかげ。とても楽しくてうれしかった」とあいさつ。指導に当たった観世流シテ方能楽師の青木健一さんは「これからも能舞台に立つことを通じて子どもたちが成長していける活動を続けていきたい」、和泉流狂言師の飯田豪さんは「今日の舞台で子どもたちの貢献は大きい。能や狂言に興味を持ち、この経験を糧にして強くなってほしい」と話した。

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