御神渡り観察 小松さんコーヒー差し入れ

LINEで送る
Pocket

諏訪湖の観察後、温かいコーヒーを振る舞う小松さん(中)

諏訪市豊田の舟渡川河口で6日から続く、諏訪湖の御神渡り(御渡り)観察では毎朝、温かなコーヒーを手にだんらんする「サロン」のような時間が生まれている。飲み物の差し入れを行っているのは料理教室を主宰する小松香緒里さん(60)=辰野町=。参加者は、小松さんのコーヒーで冷えた体を温めながら、御神渡りの出現を待望する”同志”との交流を楽しんでいる。

小松さんは一昨年、絵本「諏訪の龍神さま」の挿絵を手掛けたグラフィックデザイナーの小平陽子さんの誘いを受け、観察を見学。計測を続ける宮坂清宮司の人柄や氏子総代の姿に感銘を受け、連日通うようになったという。

気温が氷点下10度近くになる日もある厳寒の中、「みんなで温まることができれば」といった思いから昨年から差し入れを始めた。

観察の魅力については「毎朝、諏訪湖の表情が違う」と語り、八ケ岳から昇るオレンジ色の朝日に目を細める。午前5時に起床し、約30人分のコーヒーを準備してから有賀峠を越え、観測場所へ向かっている。

観察が一通り終わると、宮司をはじめ氏子総代や見物客らに「お疲れさまです」などといたわりの言葉をかけ、コーヒーの入った紙コップを手渡す。

「差し入れを始めた頃は迷惑にならないかと不安もあった」と小松さん。「今では皆さんが喜んでくれていることが分かった」と顔をほころばせる。毎朝のコーヒーを楽しみにして、砂糖やミルクを用意している人もいるという。

宮坂宮司は「冷えた体にコーヒーが染みわたり、大変おいしく思うと同時に、人のぬくもりを感じる」と感謝。「諏訪の氷を通じ人と人がつながる。ありがたいことだ」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP