2024年1月14日付

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能登半島地震の影響により石川県輪島市の一部でテレビとラジオの放送が停止したとの報道があった。道路の通行止めで燃料補給ができないため、非常用バッテリーが切れてしまったことが原因という▼災害への備えといったら、水や食料の次くらいにはラジオの用意を考えるだろう。これまでの災害でも非常時の情報収集の手段として頼りになるのはラジオだったという声はよく聞く。テレビだけならまだしも、ラジオまで使えないのは、かなり心細いのではと胸が痛くなる▼とはいえ遠い場所からの電波も受信しやすいのがラジオの良いところ。時間や場所によっては十分役に立つ情報源になっているはずだ。特にAM波なら電波の特性上、かなりの遠距離受信が可能になる。県外の放送局の受信も十分に期待できる▼まだ先の話だが、民放ラジオ各社は2028年をめどにAM放送からFM放送に転換する方向性を打ち出している。老朽化が進んでいる設備の維持や更新の負担が大きいためだという。新聞やテレビ、インターネットも含め、情報につながるチャンネルは多い方が心強いしリスクの分散にもなると考えると、NHKのAM放送は残るとはいえ、やや不安を感じる▼差し当たっては、非常用持ち出し袋からラジオを取り出し、今自分が住んでいる場所では、どの周波数でどの放送局が受信できるのか確かめておくのもよいのではないだろうか。

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