中アのシカ対策 駒ケ根でシンポジウム

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シンポジウムをPRするチラシ

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上伊那地方の市町村や国、県の関係機関でつくる中央アルプス野生動物対策協議会(会長・杉本幸治駒ケ根市長)は、「中央アルプスのシカ対策シンポジウム」を20日午後1時から、駒ケ根市東町のアイパルで開く。増加による生態系への影響が懸念される中アのニホンジカについて、その生態や被害対策に関する講演・報告を聞き、今後の対応を考える。

同協議会事務局の市農林課によると、中ア一帯ではこれまで、ニホンジカによる具体的な被害は確認されていないが、近年、標高2600メートル付近の高山帯でもその姿が見られるようになったという。高山植物の食害や他の生態系への影響などが懸念される中、ニホンジカ被害の現状と対策をみんなで考えようと、専門家を招いたシンポジウムを企画した。

当日は国立研究開発法人森林総合研究所研究ディレクターの小泉透さんが「ニホンジカの生態と被害対策」と題して基調講演。信州大学農学部准教授の竹田謙一さんが南アでの食害、南信森林管理署の谷澤功志さんが中アの国有林での取り組み、県林務部鳥獣対策・ジビエ振興室長の佐藤繁さんが鳥獣保護管理の取り組みについてそれぞれ事例報告する。

引き続き、杉本会長らを交えたパネルディスカッションもあり、「中央アルプスの生態系をシカ被害から守るために」をテーマに意見交換。会場ではニホンジカの目撃情報や関係機関の取り組みを紹介する展示もある。

聴講無料で事前申し込み不要。同課は「中アは観光の面でも地域の貴重な資源。自然を後世につないでいく必要がある。多くの人に関心を持ってもらいたい」とし、参加を呼び掛けている。

問い合わせは事務局の市農林課林務係(電話0265・83・2111、内線417)へ。

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