気温、水温とも今季最低 御神渡り高まる期待

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氏子総代から御神渡りの歴史や背景などについて聞くツアーの参加者

諏訪市小和田の八剱神社が続ける諏訪湖の御神渡り(御渡り)観察は14日で9日目を迎えた。定点観測場所の舟渡川河口左岸(同市豊田)の同日午前6時半の気温は氷点下9.3度、水温は1.6度といずれも今季の観測で最低を記録。宮坂清宮司(73)は「いよいよ始まるぞ」と湖の全面結氷に期待を高めた。

この日はRAKO華乃井ホテルや浜の湯などを運営する諏訪湖リゾートが宿泊者を対象に販売する御神渡り観察の見学ツアーも行われ、県内外から9人が参加。氷斧(こおりよき)を手に取ったり、宮司や大久保一大総代(73)から御神渡りの歴史と背景の解説を聞いたりして、約580年続く伝統に理解を深めた。

ツアー参加者の王佩雯(オウハイブン)さん(29)は中国山西省出身。一昨年の5月に同市豊田の長野国際文化学院へ入学し、語学の習得や日本文化の学習に日々励んでいるという。アニメ映画「君の名は。」の大ファンでもあり、愛好家の間で「聖地」とされる諏訪湖の雄大な眺めに憧れ、留学先を諏訪に決めたという。

そんな王さんは、薄氷の浮かぶ湖や前日の降雪で薄化粧した岸辺の風景に目を輝かせ「寒いけどとてもきれい」と笑顔。「日本の文化の一端に触れることができた」と満足げに話していた。

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