「わくわく書」の山本さん 筆文字の魅力伝授

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「わくわく書」でワクワクすることの大切さを伝える山本英津子さん

「わくわく書」でワクワクすることの大切さを伝える山本英津子さん

多くの人が年賀状の準備に頭を悩ませた昨年12月、筆ペンを使って表現する「わくわく書」の教室を開く山本英津子さん(50)=岡谷市川岸上=は、さまざまな団体から招かれて「枠を外して自分らしさを表現しながら人生を楽しむためのツール」という独特な筆文字の魅力を伝授した。「今年は楽しい年賀状が作れそう」「描いていると楽しくなってきた」と、参加者からも好評だ。「わくわく書」には「ワクワクしよう」という思いも込めている。なぜ今、「わくわく書」なのか―、山本さんに聞いた。

山本さんの”前職”はパソコンインストラクターだ。基本ソフトのウインドウズ98が登場したころ、独学でワードやエクセルをマスター。主婦向けにパソコンを使った家計簿作りの講師や、エプソン情報科学専門学校で講師を務めた経験もある。

パソコンの時代からスマートフォンやタブレット端末の時代になり、フェイスブックなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用する人が増えてきた数年前。「子どもから手が離れて、自分が一生やっていきたいものは何か」と考えた時に出会ったのが、自由に表現する筆文字だった。

筆文字そのものは目新しいものではないため、山本さんはまず東京などの教室に通って、筆文字を自分のものにするために勉強。「自分がもらってうれしいものは、もらった人も喜んでもらえる。自分が教えた人が誰かにプレゼントする。そんな人が増えていけば、小さな幸せを広げていくことができる」と考えて、2014年5月に教室を立ち上げた。筆文字に自分の思いを込めて「わくわく書」と名付け、昨年2月には商標登録も済ませた。

これまでに山本さんがさまざまな教室や講座で「わくわく書」を教えたのは300人を超える。字の上手下手は関係なく、今までの枠を外して子どものころに戻った感覚で自由に描く「わくわく書」を通じて、「ワクワクすることの大切さも伝えたい」と話す山本さん。「デジタルで育ったからこそ、気持ちを込めた手書きの温かさの大切さがわかる」と話す。そんな山本さんの今年の願いは「わくわく書の練習帳みたいなものを出版できればいいな」。

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