4年ぶりお日待ちの獅子舞 伊那市高遠町引持

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4年ぶりに披露した引持の伝統行事「お日待ちの獅子舞」

伊那市高遠町引持に伝わる小正月の伝統行事「お日待ちの獅子舞」が14日夜、引持生活改善センターで行われた。コロナ禍の影響で開催は4年ぶり。引持獅子舞保存会が勇壮な獅子舞とおはやしを披露した。会場には地域住民ら40人余りが集まり、家内安全や無病息災などを願った。

引持獅子舞の起源は定かでないが、一説には300年以上続くとされる。昭和後期までは地区の若者が祭事連を結成して披露してきた。若者の減少が課題となる中、伝統を引き継いでいこうと2007年に同保存会が発足。現在は30~60歳代の18人が所属し、地域で親しまれてきた獅子舞を継承している。

笛と太鼓の音に合わせて獅子とひょっとこを演じる2人の舞い手が登場。ゆったりとした動きの前半から一転して、後半は獅子が歯を打ち鳴らしながら広間いっぱいに動き回った。途中、舞い手が交代し、獅子が体に付いたノミを食べるユニークなしぐさもあり、来場者を楽しませた。

4歳の長男と一緒に初めて獅子舞を見たという同地区の女性(40)は「地域の特性がある獅子舞で面白い。幅広い世代の住民が参加していて、伝統を大事にしていることがよく分かった」と話していた。

久しぶりの行事に臨んだ保存会の前田裕敏会長(77)は「見にきた人たちにとって今年がいい年であってほしい」と願い、活動を通じて「若い人たちに獅子舞を継承し、伝統行事を続けていってもらえたら」と期待した。

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