羽広温泉の全採取権取得へ 伊那市

LINEで送る
Pocket

伊那市は同市西箕輪に源泉のある「羽広温泉」について、現在取得している毎分100リットルの採取権に同50リットルを加え、同温泉のすべての採取権を取得する方針を固めた。11日の市議会3月定例会本会議に関係事業費4160万円を追加する補正予算案を提出。議会側は即日採決し、全会一致で可決した。

市観光課によると、同温泉は千葉県の経営者が採掘。市は毎分150リットルの湧出量のうち100リットル分について、1995年に採取権を7700万円で取得、管理料として月額35万円を同経営者側に支払ってきた。温泉は市が所有する宿泊施設「羽広荘」と温泉入浴施設「みはらしの湯」、農業公園・みはらしファーム内の温泉スタンドで利用している。

今回、残る毎分50リットルの採取権を市が取得することで相手側と合意に至った。権利取得費として2160万円、昨年9月に故障し、現在仮設で対応している温泉ポンプの新設工事費1800万円など、計4160万円を補正予算に計上した。財源のうち、2160万円について、ふるさと納税制度で寄せられた寄付金を活用する。

近く相手方と仮契約を交わし、18日の定例会最終日に財産取得に関する議案を追加提案する。取得後は、9月までに新たなポンプを設置する。

同課によると、現在採取している毎分100リットルで現行施設の湯量は「十分に足りている状態」。追加となる50リットル分は「市民の利益となるよう活用したい」としており、足湯施設の整備や、羽広菜などを洗う「お菜洗い場」の設置などを検討するとしている。

おすすめ情報

PAGE TOP