日本童画大賞決まる 岡谷市とイルフ童画館

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日本童画大賞に輝いた「オレンジ色に染まる頃」(右)と「あっぱれ!われらのてんぐさま」

岡谷市とイルフ童画館は18日、「第12回武井武雄記念 日本童画大賞」の審査結果を発表した。最高賞の日本童画大賞には、タブロー部門の歌さん(茨城県牛久市)の「オレンジ色に染まる頃」と、絵本部門のオノガワ アサコさん(東京都杉並区)の「あっぱれ!われらのてんぐさま」が輝いた。小中学生対象のこども絵本部門では最高賞のイルフ賞に辰野中学校1年の赤羽結杏さんの「さつまいも」と、岡谷北部中学校1年の溝呂木和樹さんの「THE・チキン」、同校1年の宮坂楓花さんの「月がみたい」の3作品が選ばれた。

日本童画大賞は、岡谷市出身の童画家、武井武雄の精神を継承する作家の発掘を目指して、1999年から隔年で開催。今回は「時」をテーマにした1枚絵のタブロー部門に210点が、出版社のフレーベル館(東京都)から大賞作品が出版される絵本部門に73点が、こども絵本部門に106点がそれぞれ寄せられた。

タブロー部門大賞の「オレンジ色に染まる頃」は夕焼け空を背景に、電車の中の人々を生き生きと描いた。審査した山岸吉郎イルフ童画館長は「応募作品は甲乙つけがたく、審査に苦慮した。歌さんの作品は画力に優れ、大賞にふさわしかった」と講評した。

絵本部門大賞の「あっぱれ!われらのてんぐさま」は鼻にできたおできを小てんぐたちが必死に治そうとする絵本。審査した絵本作家の黒井健さんは「出版して売れるレベルの作品を選んだ。絵と文が楽しく、子どもたちが喜んで読んでくれそう」と話した。

イルフ賞に選ばれたこども絵本部門の3作品

こども絵本部門の審査はイルフ童画館の職員が行ったが高レベルで難航し、3作品を大賞に選んだ。山岸館長は「どの作品も面白く、選びきれなかった。多くの人に見てほしい」と期待した。

授賞式は2月11日にイルフ童画館で開き、2月9日から18日までは、タブロー部門の入賞作品と、絵本部門、こども絵本部門全作品の原画とダミー絵本を展示。読むことができる。時間は午前9時~午後6時。入場無料。問い合わせは同館(電話026624・3319)へ。

入賞作品は次の通り。(作者名はペンネームの場合もある)

【タブロー部門】

▽日本童画大賞=歌(茨城県牛久市)「オレンジ色に染まる頃」▽優秀賞=松本みさこ(岐阜県可児市)「穏やかな時間の中で」▽審査員特別賞=長野健司(神奈川県平塚市)「ふしぎな時間」、晴(山形県天童市)「きみのいのちもぼくのいのちもぐるぐるぐる」、おのかつこ(東京都国立市)「時をこえて」

【絵本部門】

▽日本童画大賞=オノガワ アサコ(東京都杉並区)「あっぱれ!われらのてんぐさま」▽優秀賞=カコナココ(埼玉県越谷市)「リリーとローズのステキなまいにち」▽審査員特別賞=でみせ てるこ(東京都西東京市)「うみ」、のふらもら(東京都新宿区)「ぎゅっと ぷりんッと」、すずめようこ(兵庫県尼崎市)「うれしくってはずかしい」

【こども絵本部門】

▽イルフ賞=赤羽結杏「辰野中1年)「さつまいも」、溝呂木和樹(岡谷北部中1年)「THE・チキン」、宮坂楓花(同1年)「月がみたい」▽ラムラム賞=池田風子(大阪府吹田市立片山小4年)「クプルとサックラ」、宮坂音哉(小井川小5年)「しあわせなねことぼく」▽赤ノッポ青ノッポ賞=須長絃(軽井沢町中部小3年)「星空ができたわけ」、外山昴(山ノ内町立西小3年)「風船を追いかけて!」

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