月面探査機にレンズ搭載 ニットウ関係者、喜び

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JAXAの小型無人探査機「SLIM」が日本初の月面着陸を成功させた報を受け、探査機に搭載されているカメラ用レンズを開発、製造したnittoh(ニットウ、諏訪市)にも喜びが広がった。

同社は2011年、JAXAから依頼を受け、スリムの前方と下方に付く機体制御に不可欠な「航法カメラ」と、着陸後の月面観測に使用する「分光カメラ」のレンズ開発と製造を手掛けた。超広角ながらゆがみのない特殊レンズを生み出した技術を生かし、レンズを黒く変質させる放射線を防ぐガラスを組み込んだり、アルミ製の壁を厚くしたりして、耐久性の高い「宇宙仕様」に仕上げた。JAXAの要求に応え、小型軽量化も実現したという。

nittohの開発担当者有志4人は、JAXA相模原キャンパス(神奈川県相模原市)の関係者向けパブリックビューイング会場でスリムの月面着陸を見守った。同社オプト製造本部の関根一秀副本部長は「発表までに時間がかかり心配したが、着陸成功と聞けてほっとした。うれしい。日本の航法技術の確立に参加できたことは大変な誇り。『降りたいところに降りる』着陸の成功は、さらなる厳しい惑星への着陸も期待できる」と述べ、ピンポイント着陸への手応えを語った。

別会場でJAXAのライブ中継を見守った金子宗央社長は「世界からも注目されていた日本の月面着陸が成功し、感激している。今後JAXAから公表される私たちに課せられたミッションの結果を見守っていきたい」とのコメントを出した。

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