諏訪湖寒ゴイのみそ漬け 30日から試験販売へ

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諏訪湖で捕れた寒ゴイと特産のみそを使った「鯉のみそ漬け」。丸六本山川魚店で30日から試験販売する

諏訪湖漁業協同組合と諏訪川魚組合が復活を目指す諏訪湖の寒ゴイを使った「鯉のみそ漬け(みそ焼き)」の試食会が22日夕、諏訪市渋崎の漁協本所であった。丸六本山川魚店(下諏訪町)が寒ゴイの切り身を諏訪地方特産のみそをベースにしたたれに漬け込み、こんがり焼いて県職員に提供。「風味豊かでおいしい」と好評を得た。同店で日正午から試験販売し、名産化に向けて一歩を踏み出す。

漁師が刺し網で捕り、8日の漁協初市に出された重さ6キロ超の寒ゴイを使った。いまの時季に捕れるコイは身が締まり、脂が乗る。同店の本山公之社長(61)によると、みそ漬けには肉厚の大型のコイが向き、「骨も大きいため食べやすくなる」という。

諏訪産みそと砂糖、酒、みりんで漬け、皮には絶妙の焦げ目を付けた。試食会には諏訪地域振興局の宮原渉局長をはじめ、県現地機関の職員10人が参加。「香ばしくておいしい。ご飯やお酒が欲しくなる」「桜色の見た目も美しい」と感想を話し、商品化と名産化に太鼓判を押した。

コイのみそ漬けはかつて川魚店や漁師の食卓に並んだものの、食生活の多様化などで姿を消した。漁協の藤森惠吉組合長は「近年は大型のコイの需要がなく、捕る漁師もいなかった。みそ漬け用に供給できるよう冬のコイ漁に力を入れたい」と意欲。約5年ぶりにコイのみそ漬けを作ったという本山社長は「川魚店やホテル・旅館に広がり、地域の一つの名物になれば」と願っていた。

22日には重さ13.5キロの寒ゴイが水揚げされ、同店がこのコイを加工して30日正午から試験販売する。数量限定で焼いた商品を並べる。問い合わせは同店(電話0266・27・8475)へ。

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