諏訪「丸高蔵」特別査察 文化財防火デー前に

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国登録有形文化財に登録される「丸高蔵」で特別査察を行う消防署員ら=諏訪市高島1

「文化財防火デー」(26日)を前に、諏訪広域消防諏訪消防署と諏訪市教育委員会は24日、国登録有形文化財の神州一味噌・丸高蔵(同市高島1)などで特別査察を行った。防火設備や警報装置などの状況を点検して非常時に備えた。

丸高蔵は2011年、店舗と吉沢蔵、鰍沢蔵が国登録有形文化財となった。1916年の創業に当たって山梨や木曽から移築した三つの建物が道路に面して並び、歴史的景観を残している。

丸高蔵責任者の小林玲さんらが案内し、味噌の保管場所とする吉沢蔵では、冬場や夏場の蔵の中の温度も説明。鰍沢蔵は耐震補強を施し、普段は立ち入り禁止にしていると報告した。元日の能登半島地震では市内でも震度4の揺れを観測。小林さんは「心配になって訪れたが、被害はなかった」と伝えていた。

同消防署は消火器の配置や避難口も確認し、「火災に限らず地震も頻発している。維持管理が大変ですが、貴重な建物を守ってください」と呼び掛けた。

この日は八剱神社(諏訪市小和田)でも特別査察を実施し、25日は諏訪大社上社本宮(同市神宮寺)で行う。文化財防火デーは1949年1月26日に奈良の法隆寺で起きた火災を教訓として55年に定められた。

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