青崩峠トンネル事業記念 貫通石が伊那市に

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伊那市に寄贈された青崩峠トンネル(仮称)の貫通石

長野県と静岡県の境にあり、昨年5月に貫通した青崩峠トンネル(仮称)の貫通石が26日、伊那市に寄贈された。「日本土木史上屈指の難工事」とされる事業の記念として、国土交通省中部地方整備局飯田国道事務所の大口鉄雄所長が市役所を訪れて白鳥孝市長に贈った。

青崩峠トンネル(4998メートル)は飯田市と浜松市をつなぐ三遠南信自動車道の一部。中央構造線に近く崩れやすい土質のため、厳しい条件下で行われた工事だった。

青崩峠トンネルから発生する岩はマイロナイト(低い温度で変成したもろい岩質)や泥質変成岩(薄く剥がれるように割れる特徴がある)など。貫通石はトンネルの貫通時に採取できる石で安産のお守りとして親しまれ、近年は「難関突破・初志貫徹」の意味から合格祈願の守護石としても重宝される。

今回寄贈された貫通石は重さ約30キロ。市は貫通石を市役所に展示して市民らに見てもらう。触ることもできる。台座は同市西箕輪のイチョウから作った。

大口所長は「難工事で貫通した石なので、御利益を期待できると思う。ぜひ見て触れていただき、青崩峠のことが伝わってほしい」と期待。白鳥市長は工事の苦労に触れながら「極めて貴重な石。大事にしたい」と感謝していた。

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