2024年2月1日付

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能登半島地震は、きょう1日で発生から1カ月。石川県七尾市などでは同県が登録を受け付けたボランティアの活動が先週末から始まった。大きな被害が出た地域では初という。家財道具の運び出しや泥かきなどの作業に当たった▼2021年9月に茅野市高部で発生した土石流災害で市社会福祉協議会が運営するボランティアセンターが活動を始めたのは、災害発生直後だったと記憶している。もちろん災害の規模に違いはあるが、今回はほぼ1カ月が経過している。道路状況の深刻さなど被害の甚大さを改めて感じる▼一日も早く住民が普段の生活に戻れるよう、自分にできることをしたい。そんな思いから被災地に入った人もいるだろう。住宅の片付けを依頼した人からは「泥が重たくてとても自分だけではできなかった。とても助かった」との感謝の言葉が聞かれた▼困った時はお互いさま。そんな気持ちのやりとりが被災地に息づく。石川県内外の約1万5000人がボランティア登録したという。地元住民の多様な困り事に対応する力になる▼被災した人にとって「発生から1カ月」という区切りはない。断水が続く地域も依然として多い。長引く避難所生活などで気持ちが張り詰める毎日だと推測する。少しでも安らぐ時間を持てればいいと願う。復興・復旧には、時間がかかる見通しだ。一人一人ができる、息の長い支援に思いを巡らせたい。

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