さらなる成長へ指針 諏訪地方の企業仕事始め

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志を力にイノベーションの実現を求める碓井稔社長=セイコーエプソン本社で

志を力にイノベーションの実現を求める碓井稔社長=セイコーエプソン本社で

米国の次期政権や英国の欧州連合(EU)離脱など、不安と期待が交錯する中で幕開けた2017年の世界経済。国内では東京株式市場の大発会で株価が大幅に値上がりし、2万円の大台をうかがう勢いだ。諏訪、上伊那地方で多くの企業が仕事始めを迎えた5日、企業トップからも好機ととらえたり、厳しい環境と判断したりと様々な見方が見え隠れした。そうした上で「技術力の強化」や「伝統とチャレンジ精神」、「失敗をおそれずに」など、さらなる成長への指針が示された。

諏訪市のセイコーエプソンでは、新年挨拶会で碓井稔社長が約500人の本社社員を前にあいさつ。国内のグループ会社を含め32拠点、約1万2000人の社員を対象にインターネットで同時配信された。

冒頭、碓井社長は、不安定な経済状況下で、昨年制定した新長期ビジョンに基づく戦略の着実な進ちょくを強調。受注が始まったオフィス製紙機「ペーパーラボ」など、今までとは全く異なるビジネスや暮らしのスタイル・価値を生み出そうとする「目指すべきイノベーション(技術革新)の方向を、だいぶイメージできるようになった」と述べた。主力のプリンター事業では「あらゆる領域でアナログ印刷をインクジェットでデジタル化する挑戦を、エプソンが主導できる体制が整い始めている」とした。

さらに「より良い社会の実現に『なくてはならない会社』として、中心的な役割を果たそうとしている」とした上で、志している“より良い社会”を具体的にイメージし、「イノベーションをより一層、目に見える形にしていく年に」と決意を述べた。また、「形にするためには組織での強力な取り組みが欠かせない」と自ら率先し枠にとらわれず役割を果たす重要性を強調。多様性の尊重も求め「皆で一致団結しイノベーションの実現を」と呼びかけた。

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