原村「のらざあ」本格運行を開始

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本格運行した原村のオンデマンド交通「のらざあ」を利用する乗客

原村は1日、利用者の予約に応じて走る乗り合いのオンデマンド交通「のらざあ」の本格運行を開始した。既存の村内循環バス「セロリン号」は1月31日で廃止し、代わりの移動手段として導入。村内全域のほか、茅野市と富士見町の一部を運行エリアとし、住民や観光客の足として利便性を向上させる。

専用のアプリや電話で事前に予約し、人工知能(AI)が最適な運行ルートを判断して走る仕組み。平日午前8時30分~午後5時に乗客9人乗りの2台を運行する。乗降場所は全132カ所で、茅野市は諏訪中央病院、富士見町はJR富士見駅や富士見高原病院など6カ所で停車する。セロリン号のバス停はそのまま、のらざあの乗降場所として利用できる。先行してのらざあを導入する茅野市と同じシステムを利用している。

村は昨年10月末から約7カ月間、実証運行を実施。本格運行では富士見町内の運行エリアを増やした。アプリの登録者は180人以上いて、1日20人以上の利用を目指す。

村はのらざあの運行に合わせ、村内全体の公共交通を再編している。この日から朝夕のバス「通学通勤支援便」の新ダイヤと経路の実証運行を始め、4月からは村内とJR茅野駅を結ぶバス「穴山・原村線」の快速化も予定する。

村役場で出発式を行い、関係者約20人が参加。牛山貴広村長は「将来的に車がなくても生活できる村を実現したい。のらざあ導入はその第一歩」とし、駅がない原村内では「住民にとって役場が駅のような場所になることを目指す」と話していた。

この日、八ケ岳自然文化園(同村)周辺を散歩するためJR富士見駅から四季の森まで友人と乗車した高校3年の生徒(18)=同村=は「セロリン号は電車との乗り換えで駅で30分くらい待つときがあった。のらざあだと待ち時間が少なくなるし冬もいいかな」と話していた。

料金は3キロ未満300円~10キロ以上1000円。予約の電話は0266・73・2399。

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