諏訪の県道岡谷茅野線 来月から大型車規制

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諏訪湖西側の集落内を通る県道岡谷茅野線(西街道)で、大型車を対象にした交通規制が3月1日から始まる。岡谷市湊の「小坂交差点」と諏訪市湖南の「中洲神宮寺交差点」から西街道への進入を終日禁止する内容。並走する新川バイパスに大型車を誘導し、交通事故や振動、騒音の軽減を図る狙いだ。

対象車両は大型自動車、大型特殊自動車、特定中型貨物自動車(路線バス除く)。規制の内容は「指定方向外進行禁止」で、小坂交差点は諏訪市方向への右折を、中洲神宮寺交差点は岡谷市方向への直進を終日禁止する。ただし、二つの交差点間にある石舟渡、豊田有賀、湖南大熊の各交差点から進入することや、西街道から岡谷市や茅野市方向に抜けることは可能だ。

西街道は広域的な交通体系の整備に伴い、大型車の流入が増加した。小中学校の通学路にもなっていて、湖南・豊田では2002年から10年間で高齢者6人が横断中にはねられて亡くなっている。沿線住民は通過する大型車の振動や騒音にも悩まされてきた。

地元では1997年に大型車向けの啓発活動を展開。2003年には沿線住民600人の署名をまとめ、05年と12年に道路改良や交通規制を求める要望を提出した。県は中洲神宮寺交差点にカラー舗装や案内標識を施したが、大型車の西街道流入は止まっていない。

千葉県八街市で小学生の列にトラックが突っ込んだ交通事故を受け、問題意識を共有する岡谷市小坂区を含めた合意形成が進んだ。2022年には湖南地区区長会と西街道交通問題を考える会が要望書を再提出し、大型車の交通規制や新川バイパスの整備促進を求めていた。

西街道交通問題を考える会の藤森和重会長は「長い年月がかかったが、市や県、警察、地域の皆さんの熱意と協力に感謝したい。交通規制で大型車は9割減ると思う。沿線住民は騒音や振動に悩まされてきた。事故リスクも大幅に減る。安心安全で安らかに眠れる地域になってほしい」と期待を寄せた。

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