目指せ10億円産地 アスパラガス生産振興大会

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10年後に販売高10億円の目標を確認した「上伊那アスパラガス生産振興大会」

県やJA上伊那などでつくる上伊那農業生産振興協議会は2日、伊那市狐島のJA南信会館で「上伊那アスパラガス生産振興大会~目指せ10億円産地へ!~」を開いた。上伊那地方のアスパラガス生産者やJA関係者ら約120人が参加し、生産拡大を進めて10年後の2034年度に今年度実績の約3倍となる販売高10億円を目指す方針や、24年度事業で南箕輪村に共同選荷施設を整備して稼働させることを確認した。

JA上伊那によると、上伊那地方のアスパラガスは県生産量の約3分の1を占め、県内トップの産地となっている。生産者数は現在205人で今年度の作付面積は29.6ヘクタール、出荷量は29万7267キロ(前年比106.3%)、売上高は3億8452万5000円(同107.2%)。出荷先の5割以上が伊那と比較的近い中京圏で、輸送業界の「2024年問題」で市場との距離感が今後重要になることもあって、市場関係者には増産への期待が大きくなっているという。

大会では34年度達成の生産拡大目標として作付面積37.8ヘクタール、出荷量756トン、販売高10億2000万円の数値が示され、実現に向けた方策として▽栽培指導強化による単位収量の向上▽部会、JA一体となった新規栽培者の確保▽選別荷造り作業の共選化による規模拡大の推進▽新規生産者・規模拡大希望者に対する国庫補助による施設導入支援―などを挙げた。

また、目標達成への重要なステップとして共選化の必要性を強調。生産拡大の障壁となっている選別荷造り作業を大幅に軽減し、選果選別の均一化と計量結束の自動化で品質の安定を図る―とした。

計画だと、共同選荷施設は南箕輪村神子柴にある既存の上伊那野菜選荷場内に設け、選別機や計量結束機などの専用機器を導入するほか、鮮度保持のための調整室や冷蔵設備などの付帯設備を新設するという。事業費は国庫補助を受けた約1億5000万円。25年3月下旬の稼働を目指す。

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