道路通行止めやJR運休 諏訪地方大雪で混乱

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大雪の影響で渋滞する茅野市内の国道20号。山梨県内から塩尻市までの区間で予防的通行止め(流入規制)も実施された=5日午後0時25分、茅野市宮川

南岸低気圧の影響で県内は5日、広い範囲で降雪が続き、諏訪では午後9時までに14センチの積雪を観測した。長野地方気象台は、諏訪地方6市町村など県内全域に大雪警報を発表。高速道路の通行止めや鉄道の運転見合わせなどの影響が出た。6日午後6時までに予想される24時間降雪量は多い所で20センチ。降雪や路面の凍結による交通障害、農業施設の損壊などに警戒と注意を呼び掛けている。

中央道は東京都・高井戸インターチェンジ(IC)―岐阜県・中津川IC間、長野道は岡谷ジャンクション―安曇野IC間のいずれも上下線が通行止めとなり、国道など幹線道路で渋滞が発生した。国交省長野国道事務所は、富士見町・道の駅信州蔦木宿富士見除雪ステーション―塩尻市・高出交差点間の国道20号で予防的通行止め(流入規制)を実施し、立ち往生や事故防止の除雪を進めている。

列車のダイヤにも乱れが生じた。JR東日本長野支社管内では、特急あずさは松本発午後5時以降の上り3本と、新宿発午後6時以降の下り4本を運休した。普通列車は、飯田線の一部で運転を見合わせたことに伴い、午後1時以降の飯田線直通列車(JR東海管内)が終日運休となった。6日の運転は始発から通常通りの予定。

諏訪市の小学校6校と中学校2校が下校を早めたほか、各市町村で集団下校を実施し、部活動を中止した。

平野部では住民が今季初の本格的な雪かきに追われ、日用雑貨店では除雪用品が品薄となった。諏訪市上川の綿半ホームエイド諏訪店では、降雪が本格化する前に―と午前中に客足が集中し、「一時的に欠品が出るかもしれない」と語った。

諏訪地方のホテル、旅館では宿泊客の到着遅れや団体客のキャンセルといった影響が出た。諏訪市のホテル紅やでは「積雪状況の問い合わせが相次いでいる」といい、団体客のキャンセルに「コロナ禍後に団体客が戻ってきたところだけに残念」と話した。

茅野市のJR茅野駅西口近くで歩道の雪をかいていた女性(81)は「今年は降らないなと思っていたけど、やっぱり降るね。小まめにかかないと後々大変。通学の子どもたちも通るので、できるだけ歩きやすくしてあげたい」と話していた。

◇スリップ事故相次ぐ

大雪の影響で諏訪地方ではスリップが原因とみられる事故が相次いだ。降り始めから午後4時までに諏訪署管内で5件、岡谷署管内で4件、茅野署管内で8件の計17件の物損事故が発生。雪にはまったタイヤが空転するなどして発進不能となるスタックも散発した。諏訪市の県道諏訪白樺湖小諸線は追突事故の発生に伴い、元町交差点~泉橋付近間を午後0時25分から約1時間半にわたって予防的通行止めとし、除雪作業を進めた。

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