2024年2月6日付

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まだ2月、寒い季節だというのに、日本国内ですでに桜の花が満開を迎えた場所がある。温泉地として有名な静岡県熱海市だ。市内の糸川遊歩道沿いでは、日本で最も早咲きの桜とされる「熱海桜」が一足も二足も早い春を告げている▼熱海桜は1871年ごろにイタリア人によりレモン・ナツメヤシとともにもたらされ、先人によって増殖されたというもの。早咲きで最も有名な「河津桜」より1カ月も早く花開く。一般的に桜の開花期間は1~2週間だが、1カ月以上と長いのが特徴。市内では「あたみ桜糸川桜まつり」を開催中で多くの人が訪れている▼話は変わるが、肌感覚であるが日々新聞に掲載される記事で最も反響のあるのが花の話題のような気が。「○○で花が咲いた」と記事になれば「どうやって行けばいいのか」「連絡先は分かるか」という問い合わせの電話が。新聞の読者層には花の話題は刺さるとみえる▼花で有名になった場所は全国各地いたるところに。富良野のラベンダー、茨城県ひたち海浜公園のネモフィラ、栃木県あしかがフラワーパークの藤、下伊那の花桃街道などなど▼花あるところに人あり―。いずれの場所も花期ともなれば多くの人でごった返す。今や花は、大きな観光資源。しかしその維持管理は大変。桜の木を守り咲かせる「桜守」がいるように、どの花にも陰で支える人の苦労があることを忘れてはいけないのだ。

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