2024年2月8日付

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ほとんど雪が降らなかった今冬。帳尻を合わせるかのような大雪だった。生活に支障は出たが、雪不足に悩まされていたスキー場などには恵みの雪になったろう。道路状況は一時的に悪化するが、山々が白くなれば冬の遊びやスポーツがしたくなるものである▼大雪の前だが、霧ケ峰で雪を生かした二つの催しを取材した。一つは雪上走行講習。プロの助言を受けながら約30人が圧雪道路を愛車で走り、安全走行のすべを学んだ▼特に喜んだのが移住者の皆さん。雪道運転を含めた信州の冬の暮らしに不安も残る。広い敷地の専用コース。一般道ではできない体験に、神奈川県から茅野市に移り住んだ夫婦は「滑る感覚が分かり安心感を得られた」と話した▼もう一つは犬ぞり大会。こちらは通年で愛犬家が集う霧ケ峰を目指して昨年始まった。中部地方では珍しく、都市圏から来訪しやすい利点もある。「速い。かっこいい」。犬たちの力強い走りもさることながら、観戦した地元の子たちが目を輝かせている姿が印象的だった▼コロナ禍では遠出ができず、地元の人が地元の観光地を利用し、その価値や魅力に気付いた。今回も多くの人が地元の冬の良さを実感したことだろう。17日は霧ケ峰ソリ人間コンテストがスキー場で初開催される。自作そりの意匠や仮装を含めたパフォーマンスを競う内容だ。ようやく訪れ、残りわずかの地元の冬。遊び尽くそう。

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