2024年2月9日付

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スポーツ庁の体育・スポーツ施設現況調査によると、全国の小中学校、高校、専修・各種学校で設置しているプールの数は2002年は3万1289カ所だったが21年には2万4864カ所に減っている▼自分の周囲の学校にはプールがあるのが当たり前だったので大人になってから知って驚いたが、学習指導要領では水遊びや水泳が必修になっているものの、学校の設置基準ではプールは必須施設になっていない▼先日行われた県市議会議長会の県知事要望に、学校のプールが経年劣化し、多額の修理・改修費用が必要になっているものの現行の補助金制度では賄うことが困-との訴えがあった。ある市では廃校が決まった小学校があるが、そのさまざまな理由の一つに、老朽化したプールの整備の負担が大きかったこともあるとのことだった▼近くの学校へバスで出掛けてプールを借りたり、外部講師を招いたりした事例も紹介され、学校同士でのプールの共同利用や公営・民間プールを活用するための交通費やプール使用料の経費も補助の対象にしてほしいとの要望もあった▼水難から命を守るためにも必要な学習だが、人口減少・少子化の影響で学校のプールが減るのは止められない流れなのだろう。一方で外部講師の活用は教員の負担を軽減するなどの利点もある。屋内プールも使うようになれば冬でも水泳の授業ができるようになるかもしれない。

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