岡谷市の湊小 「日本の美しい小学校」掲載

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美しい小学校として書籍に紹介された湊小と喜ぶ児童たち

美しい小学校として書籍に紹介された湊小と喜ぶ児童たち

全国の美しい校舎を集めた書籍「日本の美しい小学校」(エクスナレッジ発行)に、岡谷市の湊小学校が掲載された。北海道から九州までえりすぐりの29校の一つ。「自然に囲まれた美術館のようなたたずまいの学校」として、歴史的背景を添えながら、特徴的な外観や教室を写真で紹介。全校児童123人が通う同校では「大好きな学校が選ばれてうれしい」と喜んでいる。

取り上げた学校は、明治のレトロな擬洋風校舎から平成の近代的な校舎まであり、県内では同校と追手町小(飯田市)の2校。外観が美しく、時代や地域を映す建築の特徴を表していることに加え、古い学びやを大切に使い続ける取り組みや、新しい空間構成を試みる小学校が多く取り上げられた。

湊小は、著名な建築家の大高正人が設計。豊かな自然に溶け込む外観や、独特な美しさなどが評価を受けた。掲載した写真は、欧米の建築と日本の風土を融合させた茶色い傾斜屋根の校舎、木のぬくもりが感じられる共同活動スペースの「ラウンジ」、自然光を採り入れた体育館、石庭の横に設けたリゾートのような印象を与えるプールなど。「トンネル美術館」と呼ばれる渡り廊下で、児童の作品を展示する同校独自の取り組みなども紹介した。

同校は、地域住民の手作業で工事が始まり、さまざまな苦難を経て30年がかりで1973年に竣工した。

4年生の下島朋泰君(10)は「落ち着くラウンジや教室が好き。当たり前だと思って通っていたけれど、選ばれて自慢の学校になった」と話していた。

酒井重明校長は「天井高の美しい空間を生かし、児童の作品を並べると美術館のようであり、豊かな感性を育む学校でありたいと願う。建築的な価値のある湊小の良さを大切にし、子どもや地域に伝えていきたい」としている。

140ページのフルカラー。価格は1800円(税別)。

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