県シニア大諏訪学部5人 防災学習成果冊子に

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防災学習の成果をまとめた冊子を作った県シニア大学諏訪学部42期生4班の5人

県シニア大学諏訪学部42期生4班の5人は卒業を前に、2年間にわたり取り組んだ防災学習の成果をまとめた冊子「災害に備える~自分の命は自分で守ろう」を作成した。諏訪6市町村の防災対策や同学年の仲間へのアンケート結果、提案、災害時を想定したサバイバル体験での気づきや考察をシニアならではの視点でまとめた。5人は「まずは家族や友人らに読んでもらい防災の輪を広げたい」と防災意識の普及に活用してもらいたい考えだ。

5人は後町百合子さん=諏訪市=、林啓子さん=岡谷市=、藤井博夫さん=茅野市=、増澤正裕さん=下諏訪町=、牛山敏子さん=同=。同学部の「地域づくり講座」で自分の命を自分で守ることができる高齢者を目指すことで地域貢献につなげたい―との思いから、班のテーマを「防災」に決めた。

1年目は資料収集を行い、6市町村のハザードマップを取り寄せるなどした。各自治体の避難所数や諏訪地方の災害の種類や傾向、死者数なども調べた。2年目には同学年の23人にアンケートを実施。非常食のパンやかゆを食べてもらったほか、簡易トイレも全員分を配布して使用してもらい、感想を尋ねた。防災グッズは下諏訪町や同町内企業の協力を得た。簡易トイレ体験者の声を受け、「トイレットペーパーもセットする」「屋外や集団の中では大変」などの課題も挙げた。
 
さらに、体験することが大事―との考えからインフラが寸断した避難生活を想定したサバイバル体験を5、7月に実施。登山用テントを張って食事作りや火おこしなどを実践し、シニアの視点で苦労や発見などをまとめた。

リーダーの林さんは「せめて水害など予知できる災害からは身を守りたいと思い勉強してきた。今後は各メンバーが地域の防災訓練に積極的に参加し、新しい情報を収集していきたい」と話した。

冊子は協力を得た6市町村の防災担当部署などに届けるほか、興味のある人に提供する。問い合わせは県諏訪保健福祉事務所内のシニア大事務局(電話0266・57・2910)へ。

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