映える雲助、小野御柱 加藤さん衣装デザイン

LINEで送る
Pocket

展示した「雲助」の衣装とデザインした加藤恵理子さん=南箕輪村のJA南箕輪支所

南箕輪村田畑のイラストレーター加藤恵理子さんが、昨春に辰野町小野と塩尻市北小野で開かれた御柱祭「小野御柱」で奇抜な風貌で祭りを盛り上げた雨沢地区の「雲助」の衣装をデザインした。入れ墨姿に見せるよう肌着に絵柄を直接手描き。「創作に対する考え方が変わり、幅が広がった」と話すこの衣装を3月初旬まで、同村のJA上伊那南箕輪支所に展示している。「多くの人に小野御柱を知ってもらい、元気を与えられたら」と祭りの熱気を伝えている。

■「本物に近づけて」

今まで衣装を担当していた人が高齢になったことから、地元青年団からの依頼で受け継ぐことになった加藤さん。「本物の入れ墨に近づけて」という求めに対し、彫師が手掛けたものや水墨画などを参考にして取り組んだ。

「龍」「虎」「金太郎と鯉」「風神」「雷神」「不動明王」「朱雀」「麒麟」と8人分をデザインし、一体ずつ肌着に手描きした。染料を用いず、布に直接描いて自然乾燥で定着する特殊な「布書液」を使用。色落ちしないよう濃度を調節しながら、他の衣装に重なっても柄が見えるよう苦労しながら制作を進めた。

■布も和柄も初挑戦

もともと油絵専攻。現在は色鉛筆などを使った似顔絵や結婚式のウエルカムボードなどを手掛ける。布に描くことも和柄も今回が初めての挑戦だったが、わずか4カ月で仕上げた。

祭り本番は現地で見学。雲助が演舞する姿を見て「いい意味で、自分が描いたデザインとは思えなかった」と振り返る。雲助を務めた青年団のメンバーからは「色やデザインも映えて、素晴らしくよかった」と喜ばれ、自信も深めた。

■里曳き描く油絵も

展示会場には、御柱の里曳きをする雲助の様子を描いた油絵も並べた。埼玉県出身で、「テレビで諏訪の御柱を見てすごいなとは思っていたが、長い歴史の伝統ある祭りに関わることができて大変光栄」と話している。

おすすめ情報

PAGE TOP