2017年01月09日付

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新年を迎えて新成人の笑顔が紙面に躍る。きのうは諏訪地方の5市町、三が日には原村や上伊那でも成人式が開かれた。多くの若者が「自立した大人」として新たなスタートを切った▼3日に行われた原村の成人式では新成人代表の小林直樹さんが「社会への無関心は自らに帰ってくる。どこで暮らしていても何らかの形で村に貢献したい」と述べた。自分と社会とのかかわりを常に考えていくという、頼もしいメッセージだった▼市町村の成人式はどれも華やかで、にぎやかだ。だが、たとえ少人数でも心のこもった成人式がある。宮田村では障がいなどを理由に、村の成人式に出席できない新成人に声を掛け、祝いの会を改めて設けている。「なごみ家成人式」だ。今年度は対象者がいなかったそうだが、昨年度は3人の門出を祝った▼その席では、新成人が「つらく、苦しいこともあったが、家族や先生の支えでここまでこられた。今後は私が支えていけるよう頑張る」と、力強く決意表明をした。村関係者や恩師も温かい励ましの言葉を贈っていた▼どんな立場の新成人も、これから先の人生は長い。私たち先輩世代は「二十歳になったのだから自立した人間に」と簡単に言ってしまうが、なかなか自分一人の力だけで生きていくことは難しい。互いに支えたり、支えられたりする人間関係をうまく築くことも、本当の意味で自立への一歩かもしれない。

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