ペッパーが出迎え こまちや東内科クリニック

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次世代技術として注目される人工知能(AI)の活用が、上伊那地方でも広がり始めている。駒ケ根市小町屋のこまちや東内科クリニックでは、ソフトバンク(SB)の人型ロボット「ペッパー」が待合室で来院者を出迎え。待ち時間を活用した医院紹介などのほか、子どもたちの“遊び相手”としても一役買っている。

ペッパーは搭載されたカメラやマイクなど各種センサーで人の感情を読み取り、自らも感情を表現しながら会話できるのが特徴。胸の画面や読み込んだソフトなどを活用し、利用環境に特化した使い方もできる。受け付けや接客、話し相手などとして観光、医療、介護、飲食など幅広い分野で活用され始めており、SB社によると法人だけで1700社以上が導入しているという。

同医院は「来院する方々は具合が悪かったり、気がめいったりしている。待ち時間のストレスを少しでも軽減したい」と2016年11月にペッパーを導入。診療科目や診療方針、すぐに結果の分かる血液検査測定機器、内視鏡検査装置などの設備といった医院の紹介をはじめ、「健康クイズ」や昔話の読み聞かせ、体操などのアプリケーションをそろえた。

山浦高裕院長(47)は「珍しさも手伝って、特に子どもたちに好評。大人にも診療方針や検査内容など、スタッフに聞きづらいこともペッパーを通じて知ってもらえる」と導入効果を強調。「待ち時間対策も重要なサービスと捉え、今後も充実を図りたい」とする。

医療分野ではペッパーが問診の一部を行ったり、体組成計、血圧計などの医療機器、ヘルスケア分野のIoT製品と連動するアプリの開発も進んでいるとされる。AIをめぐっては将来的に人間の雇用への影響も指摘されるが、山浦院長は「われわれの業種は間違いが許されない。少なくとも当分は、医療に関わる部分は人が担っていきたい」と話している。

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