上伊那の文化伝えて60年 伊那路「還暦」

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「伊那路」創刊60周年記念特集の発送作業をする上伊那郷土研究会の委員ら

「伊那路」創刊60周年記念特集の発送作業をする上伊那郷土研究会の委員ら

上伊那郷土研究会が発行する月刊郷土誌「伊那路」は、1957年1月の創刊から60年が経過し、今年「還暦」を迎えた。通算720号になる第61巻第1号(2017年1月)は10日発行。同会の委員らは同日夕、伊那市荒井のタウンステーション伊那まちに集まり、「創刊60周年記念特集(1)」の発送作業をした。

「伊那路」は、上伊那地域を中心に、郷土の自然や歴史、考古、民俗、地理、芸術、芸能など幅広い分野の調査・研究の報告、創作、論考を掲載する月刊誌として創刊。上伊那地方の研究者らの発表の場として活用されている。同会会長で発行人の清水満さん(78)=同市ますみケ丘=は「60年間、それなりに社会に対して責任を果たしてきた気がする。これを絶やさず続けていくことが、先輩たちから引き継いだ私たちの使命」と話した。

同会によると、創刊当時は1部50円、年会費600円。物価の変動で何度か改定してきたが、1984年に1部500円、年会費5000円にしてから、現在まで頒価を据え置いている。現在の定期購読者は約680人。20年ほど前には900人ほどの購読があったが、若い世代に読まれなくなり、少しずつ減少しているという。

記念特集は通算600号以降の「伊那路」の歩みや果たしてきた役割、今後の在り方などのほか、会員から思い出や期待などの寄稿を募り、編集。今後数回にわたり、歴史を振り返り、今後の指針にする。

同会副会長で編集主任の山口通之さん(74)=同市西箕輪=は「人生に例えれば還暦。継続は力なりで、まさに地道な努力の積み重ねで続いてきたと痛感する。今後は、見やすく、親しみやすく、地域の文化を集約するようなものにしていきたい」と話している。

上伊那郷土研究会は2月4日午後1時から、伊那市創造館で記念式典や記念講演会、DVD上映会を開催。会場を移して祝賀会も計画している。

同会では購読会員を募集している。問い合わせは清水さん(電話0265・78・1269)へ。

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