卒業式は胸に「おかいこさま」 茅野・泉野小

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茅野市泉野小学校6年生16人は、「おかいこさま」のコサージュを胸に着けて17日の卒業式に臨む。2年生の時に育てた蚕から取った繭で作り「卒業式に着けよう」と全員で約束し家で大事に保管してきた思い出の品だ。

児童は、2年の春の遠足で岡谷蚕糸博物館(岡谷市)を見学し、林久美子学芸員の話を聞き、1匹ずつもらった春蚕を大事に育てた。当時、繭で何かを作るのは「おかいこさまの命を奪うからかわいそう」と蛾になるまで一生を見届けた。愛着は深まり次は、秋蚕を5匹ずつもらって育てた。学習を深め「コサージュにするとずっと一緒にいられる」と、林さんらの出前授業を受けて作った。

コサージュは2個の繭を使用。はさみを入れ、薄く剥ぎ8枚の花弁の花を2個、葉と一緒にリボンでまとめた。繭本来の白さが魅力。児童は「思い出が詰まった一生の宝物」「おかいこさんと卒業でき幸せ」などと思いを語る。

6年間通して担任の小池ひろ子教諭は「心の温かい子どもたちの担任として卒業を迎えられ感無量です」。林学芸員は「泉野は製糸が盛んだった地域。ふるさとの歴史を学び、コサージュを大事に持っていてくれうれしい」と話す。

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