北澤美術館35周年 ガレと日本美術特別展

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諏訪市湖岸通り1の北澤美術館(清水雄輔理事長)は、5月に開館35周年を迎える。節目を記念し、世界屈指のコレクションを誇るフランスのガラス作家エミール・ガレ(1846~1904年)と日本美術の関係に焦点を当てた特別企画展を4月から1年間にわたって開く。

同館は1983(昭和58)年、諏訪市出身で北沢製作所(現キッツ)創業者の故北澤利男氏が自身の収集品を基に設立した。19世紀末から20世紀初期の欧州を中心とした美術的潮流アール・ヌーボー、アール・デコ期を代表するガレやルネ・ラリック(1860~1945年)らのガラス工芸1000点と、現代日本画200点を所蔵している。

4月3日開幕の特別企画展「ガレのジャポニスム展」では、アール・ヌーボー誕生にも深い影響を与えたとされる「ジャポニスム」と呼ばれる欧州での日本美術ブームに注目。ガレが手掛けた作品にもさまざまな形で日本美術との結びつきが見受けられることから、今回は特にジャポニスム関連の作品を中心に100点余を展示する計画だ。展示会初日にはオープニングセレモニーも予定している。

同館は16年、小中学校の美術担当教諭と美術館学芸員らでつくる「諏訪美術教育研究会ミュージアム委員会」に加盟。学校の美術鑑賞の受け入れも始めている。同館では「学校との連携を強め、地域の文化・芸術の振興にも貢献していきたい」としている。

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