2017年01月13日付

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横綱・大関陣と対戦した序盤で3勝2敗。テレビ桟敷で御嶽海の一番に思わず力が入った人も多いことだろう。息を切らしながらインタビューに答える関取の晴れやかな表情が、何となく初々しさもあって好ましい▼初の三役昇進となった先場所は上位陣に歯が立たず、「まだまだこれから」と思わせた。それが一場所でがらりと変わった。八角理事長(元横綱北勝海)が認めるように、素人目にも明らかに立ち合いの圧力が増している。特に4日目の横綱鶴竜戦では前に出る相撲が光った▼関取が新入幕直前だった一昨年10月、秋巡業の松本場所で初めて見た時より身体は一回り以上大きくなったと思う。大勢のファンに囲まれて気さくにサインに応じていた姿が印象的だった。色紙を手にした50代の女性が「心から応援しています」と興奮気味に話していたことを思い出す▼個人的には序盤の活躍は少々予想外だった。3日に行われた出羽海一門の連合稽古を、吐き気などの体調不良で欠席したという報道が頭にあったからだ。場所前に体調を崩していたのでは心もとないなと感じていた▼何事も予想を裏切る結果というのは面白いし、応援のしがいもある。中盤から後半戦も厳しい勝負が続くだろうが、金星二つに恥じない結果を残し、まず三役に返り咲くことだ。上位対決で光った突き押しの圧力に磨きをかけてさらに上位に駆け上がってほしいと思う。

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