処分場建設の撤回求める意見書可決 辰野町議会

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岡谷、諏訪、下諏訪の2市1町でつくる湖周行政事務組合が諏訪市板沢に建設を計画するごみ処理の最終処分場について、辰野町議会は12日、臨時会を開き、同計画の撤回を求める意見書案を全会一致で可決した。建設の撤回とともに1月中にも予定されている建設地や周辺地域で行う調査、測量に着手しないよう求めている。意見書の提出先は組合のほか、構成する2市1町。宮下敏夫議長が直接持参する方針で調整を進める。

意見書では建設地の決定と公表の過程について「辰野町住民にはまったく明らかにされずに進められた。開かれた行政とはほど遠い手法」と批判。組合側が繰り返す安全性について「(安全ならば)なぜ、有賀峠を越えて辰野町側の水系の上流に計画するのか」と疑問を呈する一方「絶対的な安全などない」と強調した。「辰野町地元区の合意が得られない状態での建設計画は撤回すること」などと求めた。

提出者の堀内武男福祉教育常任委員長は「ごみ処理は地域内で処理すべきだが、ほかの地区に危険が及ぶ可能性がある地域に建設することは容認できない」と述べた。討論では下流域に当たる同町平出区が地元の向山光議員が「板沢地区への建設は道理が通らない。建設反対を求める地元住民の要望にこそ道理がある。この要望に寄り添って町も町議会も毅然とした対応を取り、速やかな撤回を求めるべき」と語った。

閉会後、宮下議長は「なるべく早く組合、3市町に議会としての意見を伝えたい。自らが直接渡すことで意見書が持つ重さを関係機関に感じてほしい」と話した。

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