立候補の表明なく 中川村長選告示まで3カ月余

LINEで送る
Pocket

任期満了に伴う中川村長選は告示日の4月18日(投開票同23日)まで3カ月余りとなった。現職の曽我逸郎氏(61)=葛島=が昨夏に不出馬を表明した後、これまでに立候補の意思を明確にした人はいない。少子高齢化を背景とする人口減少対策や、リニア中央新幹線関連の工事車両増加対策などの課題が山積する中、選挙戦の構図は依然として見通しが立たない状況だ。

「村長3期目となり、来期については別の方の視点で村政を再点検し、村の将来を再検討した方がいい」。曽我氏は任期満了を迎える約9カ月前の昨年8月、次期村長選へ「立候補しない」と表明した。同氏後援会の宮崎據会長も「村のためによくやってくれた」と了承し、後援会は村長任期が満了した時点で解散すると決めた。

その後、同後援会関係者の有志が次期村長選に向けて候補者を模索。村内の男性に白羽の矢を立てたものの、男性は長野日報の取材に対し11日、「農業を続ける意思が固く、若手農業者の育成にも力を入れたいので出馬はしない」と明言した。後援会では、この男性への出馬再要請も含めて候補者の人選を進める。

一方、前回2013年の村長選に出馬し、現新の一騎打ちで涙を飲んだ藤川稔氏(63)=大草=は次期村長選への出馬について「調整中」とし明言を避けている。

曽我氏の初当選以来、政策面で申し合わせを続けてきた共産党中川村委員会は、同氏後援会の有志と歩調を合わせて候補者選びを進めているが人選に難航。「1月中には方向を出さなければいけない」と焦燥感を隠さない。

村内では選挙に向けた動きが表面化しておらず、村議や村理事者、村職員、経済団体役員などの名前が次々に取りざたされるものの、名前の挙がった人たちはいずれも出馬を否定する。

有権者の70代男性は「村には漫然とした閉塞感がある。経済活性化などを重視して村政を担う人材に村長になってほしい」と低調な村長選の今後の盛り上がりに期待した。

おすすめ情報

PAGE TOP