諏訪湖のカモ類調査 12種1819羽

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岡谷市・横河川河口の野鳥飛来地。カモ類もコハクチョウの数も少なめたっだ=13日朝

岡谷市・横河川河口の野鳥飛来地。カモ類もコハクチョウの数も少なめたっだ=13日朝

県諏訪地方事務所林務課は13日、県鳥獣保護管理員らの協力を得て、諏訪湖と周辺の13河川でカモ類の生息調査を行い、12種・計1819羽を確認した。湖面が全く結氷していない状況下としては極めて少なく、ワカサギを食べるとして漁業者が船で追い払うカワアイサも激減した。ハクチョウ類は9羽と、統計がある1993年度以降の1月調査で最も少なかった。

同様に湖面が凍っていなかった2008年1月に比べると3分の1の水準。諏訪湖でのカモ類の確認数は938羽と全体の半数にとどまり、例年より河川に多く居たことも特徴の一つだという。

保護管理員の1人で日本野鳥の会諏訪支部長の林正敏さん=岡谷市=は、巡回後の報告会で「湖の広範囲が結氷して採餌環境が悪くなった訳ではないのに、水鳥が河川に移動している。考えられない現象だ」と指摘。「船による追い払いが対象種以外の水鳥にも影響を及ぼしている」との見方を示した。

林さんは、漁業者の心情や漁業資源の保護に一定の理解を示した上で、「野鳥保護とバランスを取ってほしい」と地方事務所に注文。大久保広明林務課長は「どうバランスを取るか考えていく必要はあると思う」と述べた。

調査は毎年6、10、1月に実施。1月は環境省の全国調査を兼ねている。コハクチョウは諏訪湖で7羽、上川で2羽を確認。14年1月までの過去5季の確認数は246~140羽だったが、一昨季から減少が顕著になっている。

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