3月末で閉校へ 茅野高等職業訓練校

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3月で閉校を検討している茅野高等職業訓練校

3月で閉校を検討している茅野高等職業訓練校

職業訓練法人茅野協会が茅野高等職業訓練校(茅野市中大塩)を3月末で閉校する方向で検討していることが15日までに分かった。受講生が存続を希望する科目については今後も継続する方針で、運営形態については市と調整を進めているという。16日の市議会全員協議会で市が今後の方向性を明らかにする。

技能の多様化や高度化、即戦力の確保が求められる経済情勢の中で、国の補助対象となる地元企業向けの認定訓練の講座に生徒が集まらなくなったことが理由。協会設立の主目的である、訓練を通した労働者の育成や経済的・社会的地位の向上を目指して運営してきたが、厳しい経営状況が続いていた。

地元の中小企業などが会員となり出資して学校運営を行い、60年余りにわたって地域に貢献できる人材育成に取り組んできた。鍛造科、機械科、自動車整備科、建築科、木工科などから始まり、時代の要望に即して各種講座を充実させてきた。

ここ10年間の受講生はほぼ120~220人の間で推移。デジカメ科やCAD科などの新設学科も試みたが数年の開講にとどまった。また、国の補助対象の機械加工科がここ5年間は受講生が確保できていない。16年度に開講したのはパソコンや和裁、英会話、時計修理士養成講座など6科目で受講生は125人。

関係者によると、昨年6月の通常総会で今年3月末で学校運営を休止する方針を決議。2月の臨時総会・理事会で協会の解散とその後の財産処分などについて協議する予定。建物と土地は茅野市の所有で、市側は一部、公共施設として活用する見通しだ。

現在、諏訪地方にある職業訓練校は同校と諏訪高等職業訓練校(諏訪市)の2校。2008年3月には岡谷高等職業訓練校(岡谷市)が閉校している。

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