2017年01月18日付

LINEで送る
Pocket

サッカーJ2横浜Cの三浦知良選手が、2017年シーズンの契約を更新したとの記事が目に留まった。元日本代表FWは2月26日のリーグ戦開幕日に50歳を迎える。プロ32年目の今季も現役を続けようとする気概に頭が下がる▼スポーツ選手の姿は時に、表面的にしか抱いていなかったイメージを百八十度覆すことがある。華々しい活躍やもてはやされ方の陰で、その競技と愚直に向き合い、地道な努力を重ねる姿だ▼昨年4月に引退した競泳の北島康介さんもその一人。アテネ、北京五輪2大会連続で個人種目2冠を果たした快挙に満足することなく、続くロンドン五輪でもリレー種目でメダルを獲得し、なおもリオ五輪出場を目指して代表選考会に挑んだ。「金メダル4個はこれ以上ない成績。十分やり尽くしたのではないか」と考えがちな常人からは、はるかに高い次元にいるのだろう▼大相撲では遠藤関である。昨年はけがで精彩を欠く場所も多く、十両転落も経験した。でも黒星が続いても、黙々と土俵を務めてきた。それまで、端正なマスクから人気が先行しているのだろうぐらいに思っていた印象は一変した。変化や引きに頼ることのない真っ向勝負で、土俵上で体にサポーターやテーピングをしないのも好感が持てる▼初場所は10日目を終えて五分の星。ぜひ踏ん張って勝ち越し、相撲に対する求道者かのような姿勢が報われてほしいと思う。

おすすめ情報

PAGE TOP