辰野美術館 「仮面土偶」に愛称を

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辰野美術館に展示されている県宝「仮面土偶」

辰野美術館に展示されている県宝「仮面土偶」

辰野町の文化資源や人材を生かした振興に取り組む「たつの芸術村事業実行委員会」(会長・森本健一信州豊南短期大学学長)は、荒神山公園の辰野美術館に所蔵されている県宝「仮面土偶」の愛称を募集している。縄文文化を現代に伝える土偶を多くの人に親しんでもらおう―と企画。今月31日まで受け付け、21日には同館で無料公開も行う。

仮面土偶は高さ約20センチ、重さ約1キロ。ふくよかな両足や腹部が母性をたたえ、逆三角形の仮面はおちょぼ口で鼻がつんと上を向き、愛きょうにあふれる。体部分の彫り込みは、樹皮や草を編んだ縄文服を細かく表現している。

1935年ごろ、同町新町で西天竜用水路の造成に伴う水田開発が行われた際、地主の男性が発見。破片のまま伊那富尋常高等小学校(現辰野西小)で保管され、戦後に辰野中学校の教員が復元した。63年に雑誌「太陽」の表紙を飾って話題を集め、縄文文化を見直す全国ブームの一翼を担った。79年に県宝指定。

愛称は1人何点でも応募でき、漢字やひらがなのほか、片仮名、ローマ字も可。採用された人に原寸大の複製を贈呈する。同美術館の赤羽義洋学芸員は「全身がきれいに出土した土偶はまれ。世代を超えて縄文文化に親しめる、町のシンボルになればと願っている」とし、積極的な応募を呼び掛けている。

愛称を記入した用紙を同美術館、辰野町民会館に設置した箱へ投じるか、メールで応募する。無料公開は21日午前10時~午後3時。

問い合わせは同美術館(電話0266・43・0753)へ。

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