大寒冷えぬ朝 諏訪湖の結氷縮小

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大寒の朝、諏訪湖の氷上に出て水温などを調べる八剱神社関係者。沖合は結氷せずカモが水面を泳いでいた

大寒の朝、諏訪湖の氷上に出て水温などを調べる八剱神社関係者。沖合は結氷せずカモが水面を泳いでいた

1年で最も寒さが厳しい頃とされる「大寒」の20日、諏訪の最低気温は氷点下5・8度と平年をやや上回り、暦通りにはならなかった。4季ぶりの御神渡り(御渡り)出現に期待がかかる諏訪湖で、湖面の監視を続ける諏訪市小和田の八剱神社は同日朝、結氷範囲が一時期より縮小していることを確認。今冬は一度も観測されていない氷点下10度以下の日が続き、まずは全面結氷に至ることを願った。

氏子総代ら18人が同市豊田の湖畔に集まり、引き続き氷厚のある岸沿いを歩いて状況を確かめた。湖の結氷は、先週末からの寒波で大部分に広がったが、19日に吹いた強風も災いして大きく後退。宮坂清宮司は、沖でカモが水面を泳いでいる姿を確認し「大寒の朝もそれほど寒くない。沖合はすっかり解けている」と残念そうな表情を見せた。

4年前は1月5日に氷点下11度を観測して翌6日に全面結氷。その前年は1月末に同11・3度が2日続いて完全氷結し、それぞれ御神渡り出現につながった。今冬の最低は同8・1度。監視総代の1人岩本敏雄さん(60)は「全体に氷が張る、マイナス10度以下の日がそろそろほしい」と願いを込めた。

湖面の監視は「小寒」の5日から開始。季節を分ける2月3日(節分)までを一つの目安としており、大寒を経て後半戦に突入する。平成の御神渡り出現は過去に8回あるが、うち6回は大寒から立春までの間に出現している。

長野地方気象台の予報によると、向こう1週間は冷え込む日が多くなる見込み。「この先カラッと晴れて冷える日が続き、何とか全面結氷してほしい」と宮坂宮司。宮坂英木大総代(72)は「きょうも大勢の総代が集まった。御渡りへの強い思いがあふれている。それに負けないぐらいの強い寒波が来てほしい」と言葉に力を込めた。

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