免許証の自主返納増加 諏訪3署で昨年509人

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高齢者ドライバーが引き起こす交通事故が注目を集めているなか、諏訪6市町村を管轄する諏訪、茅野、岡谷の3署は昨年1年間で509人が運転免許証を自主返納し、過去5年間で最多になった。前年と比較すると97人増え、5年前の2012年と比べてみても251人増と倍近く伸び、特に75歳以上のドライバーの返納率が高まっている。

昨年の返納者を年代別でみると、64歳以下が前年比6人増の18人、65~74歳が同比21人増の148人、75歳以上が同比70人増の343人だった。3署は「ドライバー自身の危機意識が高まっていることが要因にある」と分析している。

こうしたニーズに応え、気軽に免許返納について相談できる環境を整えようと、諏訪署では昨年10月、茅野、岡谷署は同11月にそれぞれ「自主返納相談窓口」を開設した。高齢者ドライバーやその家族らに返納に対する不安や疑問点など個々のケースに応じたアドバイスをしてきた。

「あくまでも相談であって、返納を強制するものではない」と話すのは諏訪署交通課の今溝隆課長。「免許 証の返納は、一大決心が必要」とし、本人の意思を尊重した形でアドバイスしているという。茅野署交 通課の神谷智久課長は「相談担 当者以外でも来庁舎に対応できるよう職員研修会を開催してい る」といい、署全体で返納相談に対する理解を進めている。また、遠方に住む高齢者のために、原村役場と富士見高原病院で「出張相談窓口」を開設した。

岡谷署交通課は老人会などで岡谷署啓発劇団「野うさぎ」が交通事故に関する寸劇を披露。河野正課長は「今後は高齢者ドライバーの事故や自主返納をテーマにしたシナリオを考えていきたい」と意欲的だ。

年明けから相談窓口をリニューアルし、さらに相談しやすい環境づくりをした諏訪署もこれから出張相談窓口を開設する考えで、茅野署は高齢者宅を訪問し、安全運転等を呼び掛ける。

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