「井月忌の集い」3月4日 俳句大会など

LINEで送る
Pocket

今年の「井月忌の集い」のチラシを手にする北村会長(右)と平澤副会長

井上井月顕彰会は、3月に東京都内で開催する第4回井月忌の集いの詳細を決め、広報を始めた。漂泊の俳人、井上井月(1822~87年)の忌日(3月10日)にちなんだ行事で、井月をしのぶ俳句大会のほか、伊那谷の風土を紹介する映画を上映。俳句愛好者には井月への理解を深めてもらう機会にし、古里を離れて都会で暮らす人たちには懐かしく伊那谷を思い出せるひとときを提供する。

集いは3月4日午後1時30分から、東京都千代田区九段北のアルカディア市ケ谷(私学会館)で開く。俳句大会(当日句の募集、披講、表彰)のほか、映画鑑賞会、連句体験会を行う。会場では新発見の井月の句や、井月が愛用したとされる「蓮根の木刀」を特別展示。夕方からは俳句大会の選者を囲んだ懇親会(会費5500円)も予定している。

俳句大会では参加者に当季雑詠2句(うち1句は井月をしのぶ句)の投句を募る。出句料は2句一組1500円(出句しない人も集い参加費として1500円が必要)。俳人で「銀漢」主宰の伊藤伊那男さんら13人の選者で選句して表彰する。

映画鑑賞会では「井月と山頭火」(山頭火研究の第一人者・村上護氏の遺言)や、井月が放浪した伊那谷の風土や祭りを紹介する「上伊那の祭りと行事15選」を上映。「澤」同人の相子智恵さんによる連句の体験会もある。

同会によると、過去3回は句会がメインで、参加者の中心は俳句愛好者だったが、今年は枠を広げて、在京の伊那市出身者にも広く参加を呼び掛ける。顕彰会の会長で井月忌の集い実行委員長の北村皆雄さんは「井月の古里ともいえる伊那谷の風土を紹介するだけでなく、東京で暮らす伊那出身の皆さんに懐かしい伊那の風景を見てもらい、伊那のにおいのようなものを感じとっていただける機会にしたい」と話している。

顕彰会では文学としての井月の俳句だけでなく、時代性を踏まえて、井月の人柄や生き方、関係する人々について広めていく方針。集いを通して井月が放浪した伊那谷の風土、立ち寄ったであろう祭りの風景を紹介し、井月理解の一助としてもらう。

問い合わせは同顕彰会東京事務局(電話03・3341・6975)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP