武蔵野美大の教授や学生 湖東小で授業

LINEで送る
Pocket

対話による作品鑑賞を体験する湖東小児童

武蔵野美術大学(東京)の三澤一実教授と学生が全国各地の学校で展開する造形ワークショップ「旅するムサビ」が26日、茅野市湖東小学校で開かれた。2~5年の児童約150人は、進行役や友人たちと対話しながら学生や地元作家の作品13点を鑑賞し、作品への理解を深めた。

4年生5人の班は日本画の大作を鑑賞。進行役から何が描かれているか、どんな印象を受けるか―などと質問され、「雨が降りそう」「霧の奥に何かありそう」「鳥が風に吹かれて踏ん張っているみたい」などと自分の考えを口々に話した。

しばらくしてから作者である同大大学院2年の川村陽平さん(23)から作品に込めた思いや技法などを聞いた。日向椛さんは「最初はただの草に見えたけど遠くから見たら茶畑に見えた。布に描いていることに驚いた」と刺激を受けた様子。川村さんは「思いもしない返答が子どもたちからたくさん返ってきた。見方が広がりますね」と交流を楽しんでいた。

進行役は学生や諏訪地方の学芸員、茅野市民館サポーターなどが担当。一般参加者18人がワークショップを見学し、対話による作品鑑賞の教育としての可能性を学んだ。三澤教授は「地域の学芸員やサポーターの参加者が年々増え、対話による作品鑑賞の取り組みが諏訪地域に広がったと感じる」と手応えを話した。

諏訪地方で開催する旅するムサビは茅野市美術館が主体となり、2012年度に茅野市からスタート。諏訪地方の各小中学校で毎年開いてきた。5年目を迎え、同館が主体となるのは今回で最後とし、今後は新たな形での開催を模索していく。

27日には同市東部中学校で開かれる。

おすすめ情報

PAGE TOP