沿線の乱開発防止 伊那バイパス整備計画

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国道153号伊那バイパス整備計画で、伊那市は完成後の沿線の乱開発を防ぐため、市内の新たな建設予定地一帯を都市計画法に基づく特定用途制限地域に指定し、建築条例を制定して規制を設ける方針を固め、14日の市議会経済建設委員会協議会で説明した。来年度、市民要望を反映させながら制限内容をまとめ、素案を作成。2017年度中の都市計画決定、条例制定を目指す。

市都市整備課によると、対象とするのは予定路線のうち、野底の伊那北小学校東側から上の原に至る約1・7キロの区間。都市計画で特定用途制限地域を指定し、条例で建物の高さ、店舗や事務所などの床面積、遊技施設・風俗施設などの制限を設ける。範囲は道路から両側100メートルを想定している。

予定地周辺は現在、農業振興地域に指定されているが、宅地化が進み農地と住宅地が混在。都市計画による土地利用制限が行われていないため、バイパス開通後に店舗や事業所の進出などで周辺の環境悪化も心配されるとして、計画的な土地利用誘導策が必要としている。

すでに沿線の野底、上牧、若宮、前原、上の原各区の区長らへ説明を行っており、来年度は各区の住民や地権者らへのアンケート調査などを行い、素々案を作成。さらに住民説明会などを通じて住民意見を反映させ、素案を作成する。17年度に市都市計画審議会で審議、決定する予定。条例制定の準備も並行して進める。

伊那バイパスは箕輪町木下と同市青島を結ぶ全長7・6キロのうち、これまでに同市福島の県道伊那辰野停車場線(通称・竜東線)までの3・4キロを整備。未整備区間の整備時期は未定だが、同課は「手遅れにならないよう、事前に対策を講じたい」としている。

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