森林資源を次世代へ 伊那で山の感謝祭

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県上伊那地方事務所などが主催する「もりもり上伊那 山の感謝祭」は1月31日、伊那市荒井のいなっせで開かれた。約250人が講演や活動発表を聴き、森林資源を使った地域経済の活性化や、森林を次世代に引き継いでいくための手法を学んだ。林業功労者表彰式も行われた。

主催者を代表してあいさつした堀田文雄上伊那地方事務所長は「上伊那の8割は森林で、この森林は私たちにとって最大のインフラであり資源。きょうの講演を、地域の山林をしっかり利用し、循環型の経済をつくる参考にしてほしい」と呼び掛けた。

来賓らの祝辞に続いて、治山、造林・緑化、鳥獣保護で功績があった2個人、3団体に小田切康彦上伊那山林協会長が表彰状を授与。受賞者を代表して上牧里山づくり(伊那市)の大野田文吉代表は「大人が森林で活躍することはもとより、子どもたちが伊那谷の素晴らしい森林資源を体験することができる、おらが古里の森づくりを目指したい」と述べた。

今年度の講演会は「木の駅」にスポットを当てた。地域再生機構木の駅アドバイザーで総務省地域再生マネジャーの丹羽健司さんが「『木の駅』で山も人もいきいき」をテーマに講演。「今、大切なのは森と村をつなぐ木の駅プロジェクト」と述べ、山に向き合うことがなかった人たちが、新たに、再びチェーンソーを握り、山に向き合い始めた例を紹介した。

活動発表では管内で「木の駅」の取り組みを始めている辰野町の「さわそこ里山資源を活用する会」と、落葉低木のクロモジを採取・販売している伊那市の「貝沼栗小屋管理専門部会」の代表者が実績や成果、課題を報告した。

林業功労で表彰された皆さん。

【上伊那山林協会長表彰】
 ▽治山=林靖明、諏訪形地区を災害から守る委員会(以上、伊那市)
 ▽造林緑化=上牧里山づくり(伊那市)
 ▽造林=日曽利山林組合(飯島町)
 ▽鳥獣保護=小林貞之(中川村)

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