2016年3月16日付

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合流する民主党と維新の党の新党名は「民進党」に決まった。民主党や同党を支持する連合の中には、「民主」の名を残すべきという意見が根強かったようだが、世論調査で「立憲民主党」より「民進党」への支持が高かったことを尊重したという▼往々にして二つ以上の組織が合併する時、旧組織名をつなぎ合わせた名前が登場する。自民党(自由民主党)も、1955年の保守合同で「自由党」と「日本民主党」の名前を単純に合わせただけだ。今回の党名公募を聞いた時も、真っ先に浮かんだのは「維新民主」のような名前だったから、個人的には意外な感もある▼新党の党名公募では「名前より政策だ」という批判があった。確かに政党である以上、政策は根幹だが名前も大事。子どもの名前しかり、会社の名称しかり。名前にはさまざまな思いが込められる。名は体を現すという言葉もある▼いずれにしても新党は今夏の参院選に「民進党」として臨むことになる。これに先立ち2月には両党をはじめ野党5党が選挙協力を進めることで合意し、共産党は1人区で独自候補を取り下げる思い切った策に出た。県内でも独自候補を取り下げ、野党統一候補が生まれている▼各種の世論調査では新党に対する期待は大きくない。選挙協力が有権者にどう受けとめられるかも未知数だが、自公政権に対抗できる政党が存在することも、健全な社会には必要だ。

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