枠超えたつながりを 観光地域づくり

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民間主導で観光地域づくりを進める必要性を解く「雪国観光圏」代表理事の井口さん

沿線市町と県、観光関係団体などでつくる信州ビーナスライン連携協議会(事務局・茅野市)は2日、広域講演会を諏訪市の県諏訪合同庁舎で開いた。観光事業者や行政担当者ら80人が参加。新潟、長野、群馬の豪雪地域で構成する「雪国観光圏」代表理事の井口智裕さん(43)=新潟県南魚沼郡=を講師に、広域連携による観光地域づくりについて学んだ。

越後湯沢駅近くにある温泉旅館の4代目で、長野県栄村を含む周辺7市町村で2008年に設立した雪国観光圏の立案者。井口さんは、北陸新幹線の金沢延伸に伴う「危機感」が設立動機の一つになったと説明し、「エリアがつながり、エリアとしての魅力を配信していかなければ、意識の高いお客様は呼べずに地域は疲弊する」と広域観光連携の必要性を強調した。

「雪国」に伝わる暮らしや文化、知恵が、世界レベルで通用するこの地域の価値だと判断し、地域ブランドの中心軸に据えていると解説。「地域独自の価値をつくり、その価値を分かってもらえるターゲット顧客を決める。地域と顧客が相思相愛になれば、顧客からの口コミ拡散により好循環が生まれる」とした。

「広域観光連携は『足並みをそろえる』というイメージがあるが、そうではない。やる気のある人・団体が、市町村の枠や業種を超えて有機的につながることが大事」と指摘。「観光圏は人と人、事業と事業が出あう場。思いがある者同士が結び付いて、魅力ある商品やサービスなどが生まれる。民間主導で取り組んでいくべきだ」と提言した。

3月6日午後2時からは茅野市の池の平ホテルで、広域講演会の第2弾を開催。政府認定「観光カリスマ」の山田桂一郎さんが「選ばれ続ける地域とは」と題して話す。入場無料。申し込み不要。

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