駒工生がスマホ授業 高校生視点でアドバイス

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赤穂中の3年生にスマホ使用の注意点を伝える駒工生

赤穂中の3年生にスマホ使用の注意点を伝える駒工生

駒ケ根工業高校(駒ケ根市)の1年生有志5人は15日、同市の赤穂中学校で3年生約280人を対象に、スマートフォン(スマホ)の安全な使用に関する講座を開いた。中高関係者が連携する初の試み。「スマホの弊害」を指摘しがちな大人に代わり、「スマホを楽しむ先輩」の視点で、個人情報の流出や架空請求被害の防止策を分かりやすくアドバイスした。

講座は、中学生の9割が卒業と同時にスマホを使う現状を踏まえ、赤穂中PTAの中越稔会長(50)が駒工に適切な使用方法の説明を依頼した。駒工側は赤穂中卒業生の先輩2人を含む生徒とスマホに詳しい牧村浩明教頭(54)が講師を務めた。

駒工の小出蓮君(16)は、女性を紹介するサイトを見た際に誤ってバナー広告をクリックし、約19万円を請求された友達の体験談を挙げ、「請求があった場合は無視する。でも不安になるので家族や学校の先生に相談する」と助言。他の駒工生徒は無料ゲームの有料アイテムについて「自分のお小遣いを貯めて購入している」と体験を伝えた。

牧村教頭によると、駒工では入学時に注意した上で、授業や部活動中を除いてスマホ使用が認められている。中学3年生は在庫不足を心配して高校受験前にスマホを購入する傾向にあるという。「ネット社会では中高生も大人として扱われる。ネット上に一度出た個人情報は消せないので、その辺りに気を付けてほしい」と呼び掛けた。

話を聞いた赤穂中の生徒は「犯罪に巻き込まれないように注意したい」と気を引き締めた。終始講義に集中する中学生の姿に、中越会長は「大人が指導するより言うことを聞いてくれた」と駒工生に感謝した。

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