無病息災願い「口頭念仏」 駒ケ根市大久保

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無病息災を祈って念仏を唱えながら数珠を回す参加者∥駒ケ根市東伊那大久保地区

駒ケ根市東伊那の大久保地区に伝わる国の無形民俗文化財「口頭念仏」が5日、地区内の大久保いきいき交流センターで行われた。小学生を中心に地元住民約25人が参加。輪になって念仏を唱えながら長さ約10メートルの大きな数珠を回し、1年間の無病息災を祈った。

2月8日の「事八日(ことようか)」の行事で、江戸時代末期に子どものはやり病のまん延を防ぐ目的で始まったとされる。戦時中など一時中断したが、1974年からは毎年続け、東伊那公民館大久保分館の育成会事業として実施している。

参加者は、かねをたたく役割の横山みなみさん(12)=東伊那小6年=を囲んで車座になり、かねの拍子に合わせて「口頭念仏なんまいだぁ」と繰り返し唱えながら、1本の線香が燃え尽きるまで数珠を反時計回りに回した。数珠に付いた木札が手元にくると、健康を願って一礼した。

口頭念仏は、主に2月8、9日に飯田市や下伊那郡を中心に行われる「伊那谷のコト八日行事」の一つとして2011年に国の指定を受けた。大沼宗重分館長(67)は「地区にとって特別な行事を途絶えることなく若い人たちに伝承していきたい」と話した。

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