農産物直売に工夫を ファーマーズあじ~な

LINEで送る
Pocket

山本さんの話に耳を傾ける生産者

春のリニューアルオープンに向けて改装休業中のJA上伊那の農産物直売所「ファーマーズあじ~な」(南箕輪村)の生産者大会が6日、伊那市狐島の同JA本所で開かれた。あじ~なを含む全国のJA直売所の運営指導にあたるFM総研社長の山本雅之さんが講演し、売り上げアップには差別化した商品力、発信力が欠かせないと指摘。生産者個々の努力による所得向上が、直売所全体の活性化につながると話した。出荷者ら約180人が聴講した。

大会は、2004年のあじ~な開設当初以来2回目。山本さんは、同直売所を訪れる客は「価格ではなく鮮度と安全に関心を寄せている」と説明し、生産者の顔が見える「発信力」が求められていると述べた。

全国の成功事例を示しながら、作り手の工夫や努力に物語性を持たせたPOPづくりのコツを手ほどき。「ちょっとしたレシピを付けたり、味の良さを具体的に書くなど、自分の商品の良さを消費者に伝える努力をしてほしい。生産者のメッセージがあるだけで違う」と話した。

改装により新設される惣菜や試食コーナーに触れて「手が掛からない商品を求める若い子育て世代が今まで客層として弱かったが、目を向けてくれるようになる。その場で試食するのは販売効果もあるが、商品を売り込むのではなく、生産者を売り込んで」と、売り場での接客や加工品の充実など期待した。

あじ~なの昨年の売り上げは6億3972万円(前年比約2%減)。天候不順の影響もあり、開設以来初めて登録生産者の出荷による売り上げが、外部からの仕入れを下回った。1060人の登録に対して、出荷者は510人。そのうち9割が年間売り上げ100万円未満だった。

JAの担当者が大会で現状報告し、改装を契機にした一層の出荷を呼び掛けた。

おすすめ情報

PAGE TOP