岡谷小142年に幕 児童271人ら別れ惜しむ

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思い出を胸に歌声を響かせる最後の6年生

思い出を胸に歌声を響かせる最後の6年生

「142年間ありがとう岡谷小」―。軟弱地質に伴い近隣の2小学校と統合する岡谷市の岡谷小学校で15日、閉校式があった。全校児童271人をはじめ、保護者や市関係者らが見守る中、宮坂享校長(57)が草間吉幸市教育委員長に校旗を返還。別れを惜しみつつ、学校の歴史に幕を下ろした。

式では、全校児童が自分たちで制作したオリジナル曲「ありがとう岡谷小」を熱唱。大きく口を開け、目に涙を浮かべながら、「さみしいけれど未来を見つめ」「ずっとずっと 忘れない」と声を限りに歌い上げ、仲間や学校への感謝を呼び掛けで交えた。会場では児童の歌声に耳を傾けながら、大勢が涙を拭った。

式辞で宮坂校長は「輝かしい伝統と、岡谷小たる文化や風土は子どもたちの中に生き続けている」とし、「岡谷小、あなたの上に広がる青い空は私たちの心へとつながっている」と述べた。

式後、5年生の男子児童は「岡谷小はこれからも心の中にあると思う。友達が増えるのは楽しみ」。女子児童は「苦しいことや楽しいことを一緒に過ごしてきた仲間と離れるのは寂しい」と話した。

閉校式に先立って開かれた卒業式では、最後の6年生49人(男子25、女子24)が、宮坂校長から一人ひとり卒業証書を受け取り、巣立った。

同校は、1873年に前身となる3校が開校。豊かな自然環境の中で多くの児童が学び卒業したが、2013年に軟弱地質のため学校敷地には適さないと判断された。在校生は、統合先となる岡谷田中小、神明小に通う。

4月2日に岡谷市3小学校統合記念式典(市、市教委主催)を同市のカノラホールで開く。

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